ある時は米軍演習の現場に盾となって立ち、ある時は米軍の高官に談判し、ある時はアメリカの大統領に直訴して、厳しい闘いを粘り強く続けた村民たちの勝利。米軍基地に「文化の楔」を打ち込むという読谷村の戦略は、「日本国憲法」の「平和主義」「主権在民」「基本的人権の尊重」「地方自治」の精神の実践から生まれました。沖縄戦で破壊され、永年の努力で復元を見た座喜味城跡が、2000年12月にユネスコの世界遺産に登録されました。琉球王国が築いた、中国、東南アジアの各国との友好関係。平和と繁栄の時代の遺産が、500年の時を超えて、平和の尊さを訴えています。 |