焦土の中から、沖縄の戦後がスタート。ようやく戦後生活の基盤を築いた頃、1950年6月から朝鮮戦争が始まり、沖縄では米軍の基地拡大が顕著になりました。住民の意志を無視した土地接収が行われ、沖縄各地で県民の財産が理不尽に奪われていったのです。1952年にサンフランシスコ平和条約・日米安全保障条約が結ばれ、沖縄は日本から法的に分断されてしまいました。60年代のベトナム戦争、以後の世界各地での紛争に介入する米軍は、沖縄を「太平洋の要石」と呼び、世界の最前線と直結する軍事基地として沖縄を利用してきました。 |