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常設展示室

第1展示室:読谷村と沖縄戦

第2展示室:抑圧された占領下の時代

第3展示室:基地の中のむらづくり

第4展示室:基地の中に打ち込んだ文化のくさび

第5展示室:平和村づくりの推進

第6展示室:21世紀グランドデザイン

広く

深く

テーマ1:深く −琉球処分−

テーマ2:深く −帝国主義の展開−

テーマ3:深く −第一次世界大戦と日本の情勢−

テーマ4:深く −アジア・太平洋戦争への道−

テーマ5:深く −第二次世界大戦−

 

3.大政翼賛会

■解説文

 1940年に結成された国民統制組織。日中戦争が長期化するなか、ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発するという情勢をとらえ強力な政治指導体制を確立するためにつくられたファッショ的な政治体制。首相を総裁に、知事を支部長にした全国組織として結成され、政治・経済・文化・生活など各面で国民統制を行ったのです。第二次世界大戦に突入していくとその統制は一層強まり、42年には翼賛壮年団が結成され、続いて大日本産業報国会・大日本婦人会・大日本青少年団をはじめ町内会・部落会・隣組などがつづいて結成されました。
 41年には沖縄県でも協力会議がもたれ、選挙では翼賛会の人物が当選できるように働きかけたといわれています。末端組織の隣組では10戸くらいの家々をまとめ、出征兵士の歓送・留守家族や遺族の世話・防空演習・国債の消化・貯蓄の奨励・生活物資の配給など国民生活を画一的に統制し、個人の生活まで干渉してゆきました。「ぜいたくは敵だ!」のかけ声のもと、パーマや指輪、卵、しょう油まで戦争遂行のため統制されました。しかし、厳しい監視をかいくぐり“敵”の上に“素”を書き込んで「ぜいたくは素敵だ!」とした日本人がいたことも見逃せません。

■写真解説

大政翼賛会の機構図

読谷山村大日本国防婦人会幹部

ぜいたくは敵だ

 

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更新日:2008年3月18日