■解説文
返還軍用地において、様々な跡地利用事業を実施してきました。なかでも不発弾処理場跡地でのヤチムンの里建設は、文化村づくりの可能性を開きました。また土地改良事業等は広大な跡地の農業生産基盤を整えました。こうした伝統工芸振興等による文化村づくりと農業生産基盤の整備は、紅イモ特産品加工という経済開発や残波ゴルフ場の地元開発となって現れてきました。 今後返還が予想される軍用地においても、これまでの実績を生かし、跡地利用に積極的に取り組むものとします。なかでも本村の中心に位置する読谷飛行場は旧日本軍に接収され、敗戦後は、米軍に継続使用されてきた経緯から、用地処理に特別の課題を持つ重要な事業となります。 戦後50年余を軍用地として使用されてきた関係から、社会的にも土地利用のうえからも各々特別な課題があり、これら特殊事業と立地条件、周辺土地利用等に配慮して、戦後処理の一環として、そして未来のむらづくりとして軍用地跡地利用事業の推進をはかります。 |