■解説文
戦前の人口は移民や出稼ぎによる多少の増減が見られましたが、全般的に変動は小さく、約16000人、世帯数3400の水準で推移していました。沖縄戦時、村民が国頭や他地域に避難したり、収容所に移動させられたりし、戦後もアメリカ軍基地の建設のため、全域が立ち入り禁止になりましたが、その後徐々に帰村が許され、昭和23年にはほぼ戦前の人口に回復しました。しかし、朝鮮戦争が始まり、アメリカ軍の基地強化のため再び土地を接収された地域の人たちで八重山やボリビアに移民する人が出たため、600人余りの人口移動がありました。その後、ベビーブーム期に人口が急増し、人口は増え続けました。昭和47年の日本復帰後は都市圏からの転入があり、復帰前の倍近くの増加率で人口が増えました。平成2〜7年の5年間に2162人増加し、増加率は7%を示しました。 |