■解説文
〈公共公益施設整備事業等〉 古堅地区土地区画整理事業 この地域は、戦前は古堅の集落がありましたが、戦後アメリカ軍用地として接収されアメリカ空軍の家族用住宅地「嘉手納住宅地区」として使用されていました。1977年全域返還が実現し、居住地として整備することが決められました。戦後、過密居住を余儀なくされてきた古堅の人々の旧居住地であること、さらに近年において村外からの流入人口が多いことを考えあわせ、地主会を母体とする「古堅地区地主会」を結成し土地区画整理事業に取り組みました。軍用地の存在によってゆがめられていた市街地環境を本来の安全で快適な環境へ蘇生させるとともに、この地域の位置的条件を最大限に活かし、保全活用していくため、村と地主会は何度も意見交換を行い計画的な市街地整備のモデルケースとして位置付けました。現在では、道路・排水路工事等も整備され多くの住宅建設がすすみ、公園や村営団地も建設されています。 |