■解説文
1965(昭和40)年6月、棚原隆子ちゃん(10歳)が米軍機から投下されたトレーラーの下敷きになり死亡しました。 1960年から、読谷飛行場をターゲットエリアとした米軍空挺訓練(パラシュートによる物資投下訓練)が実施されるようになり、それにともなって基地被害が続発し、ついに死者を出したのです。 投下されたパラシュートは、度々ターゲットを外れ、民間地域の住宅や庭先、道路、畑などに落下し、多くの被害を出していましたが、自宅近くで隆子ちゃんが圧殺された事件は、県民に大きな衝撃を与え、村民を中心に激しい抗議が行われました。 |