■解説文
1959(昭和34)年6月、石川市宮森小学校に米軍ジェット機が墜落・炎上しました。この戦後最大の米軍機墜落事故により、17人(児童11人)が亡くなり、210人(児童156人)が負傷しました。 米軍機は、嘉手納基地を離陸した直後にエンジン故障によって操縦不能となり、川崎方面から火を吹きながら100mに及んで民家35棟をなぎ倒し、宮森小学校のトタン屋根校舎に激突し、隣のコンクリート校舎に突っ込みました。小学校には千人余りの児童がいましたが、校舎とその周辺は火の海となり、火だるまになった子供たちの逃げ惑う姿は、まるで戦争を思わせる光景でした。 |