■解説文
軍作業は、米軍が収容所にいる人々に対して道路工事や荷おろしの作業をさせたことが始まりと言われています。1946年に賃金制になるまで、労務の対価は食料やタバコ1ボールなどの現物支給でした。 1948年末には恒久基地化政策のもと、道路・港湾・米軍住宅・倉庫の建設など基地建設ラッシュとなり、多くの労働者が軍作業に携わるようになっていきました。 軍雇用は賃金が高く、教員を辞めて軍雇用に流れた人もいました。そして1950年代に入ると職種も広がり、ドライバー・通訳・修理工・ウエイトレス・ハウスメイド・事務・タイピスト・ガードマンなどの仕事に就くようになっていきました。 |