■解説文
沖縄県には39のアメリカ軍施設があり、24,286haで県の面積の10.7%を占めています。そのほとんどが沖縄本島の中・北部に集中しています。その割合は沖縄本島全体で18.9%、北部で19.9%、中部で25.4%となっています。 沖縄を訪れる観光客は年々増えてきています。 美しい海に青い空が印象に残る人が多いことでしょう。 しかし、この美しい沖縄の空もアメリカ軍の管制下にあるのです。沖縄の空は「ウオーニングエリア」と呼ばれるアメリカ軍の広大な演習空域が設定され、民間機は嘉手納ラプコン(RADER APROCH CONTOROL)によって管制されるアメリカ軍優先の空域なのです。 アメリカ軍の東アジア・太平洋地域の展開状況をみると最も多いのが日本、ついで韓国となっています。在日アメリカ軍総数41,208人のうち沖縄に配備された総数は24,858人(62.7%)で大きな比率をしめています。なかでも海兵隊(上陸作戦や“他国の領土内”で得た権利・利益を守るため警備行動をとる地上攻撃部隊)は85%以上が沖縄に配備されています。前進展開基地(緊急出撃基地)として位置付けられているのです。 |
■写真解説



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