■解説文
読谷村では1969(昭和44)年に読谷村の概説史として『読谷村誌』を発刊しました。過去の歩みを理解し、現在を正しく認識することによって、長期の異民族支配下の基地の村にあっても「この村は、私達の祖先が築き、守り続けてきた土地である。」とする村民の主体性を確立し、新しい時代に向けての展望を切り開く努力を続けてきました。2002年3月現在『戦前新聞習性上・下』『文献に見る読谷山』『読谷の民俗上・下』が発刊され、『戦争編』の編集がすすめられています。 各集落では歴史・伝統芸能などを継承し復活にも力をいれています。各集落の祭りや行事、民俗などに加え、戦争体験者による聞き取りもされています。すばらしい芸能を引き継ぎ、発展に力を入れるとともに、字誌の発刊も活発で、宇座『残波の里』・波平『波平の歩み』・渡慶次『渡慶次の歩み』・楚辺『記念誌』『楚辺誌「戦争編」』・比謝矼『比謝矼誌』・渡具知『字渡具知誌「戦争編」』・喜名『喜名誌』・都屋『都屋誌』再版『都屋誌』の8集落10冊が出版されています。 |