■解説文
米軍は沖縄上陸以前から、アジアにおける権益を確保することを目的としていました。1949年に中華人民共和国が成立すると、米軍は沖縄の無期限保有を言明し、翌年には朝鮮戦争の直接発信基地として沖縄の基地が使用されました。 そしてサンフランシスコ講和条約発行後は、核兵器及び特殊作戦部隊が常駐する、アジア・中東をにらむ戦略基地としての性格を持つようになりました。 その後、米軍のベトナム戦争への直接介入にともない、前線基地、補給・訓練基地として使用され、復帰後は、湾岸戦争時のような近代兵器を駆使した戦争に対応できる基地として、基地機能の再編強化がおこなわれてきたのです。 |