Kajimai - Yomitanson Gallery

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泡ガラス

自由で多様な造形

溶かしたガラスに黒糖の粉を混ぜていると、緑がかった透明のガラスがあずき色にかわったという。米ぬかを入れれば真っ白な細かい気泡が生まれ、備長炭を入れると荒々しい泡とともに褐色に色づいた。泡ガラスという独自のスタイルを確立した現代の名工・稲嶺盛吉(いなみねせいきち)氏の、自由で多様な色合いは、ガラス作りの常識にとらわれない発想から生まれた。