子どもの権利について知っていますか?

更新日:2025年06月09日

『子どもは権利の主体』

子どもたち一人ひとりが心も体も元気にそして、もって生まれた可能性を伸ばしながら育っていくために、例えば「教育を受けられること」「友達と遊んだりきちんと休んだりする時間があること」「まわりのおとなに自分の意見や思いを聞いてもらえること」「愛情をもって育ててくれる保護者がいること」「おとなの保護やサポートを受けられること」などなど、そうした子どもたちが必要とするすべてが「子どもの権利」です。子どもたち一人ひとりがもっている、とても大切な権利です。

 

『子どもの権利条約』

子どもを権利の主体ととらえ、おとなと同様にひとりの人間としてもつ様々な権利を認めると同時に、成長の過程にあって保護や配慮が必要な子どもならではの権利も定めているというのが、「子どもの権利条約」です。

「子どもの権利条約」は前文と54条の条文から成り立っています。正式には「児童の権利に関する条約」といいます。

 

『子どもの権利条約の4つの原則』

子どもの権利条約の基本的な考え方は、次の4つで表されます。

生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。

子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)

子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。

子どもの意見の尊重(子どもが意味のある参加ができること)

子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。

差別の禁止(差別のないこと)

すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。

 

また、沖縄県では、沖縄の子どもたちがしあわせに育ち、学び、生活していくために「沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例」がつくられています。

子どもの権利について考えてみませんか。

くわしくは、下記リンク先をご覧ください。

リンク情報:

・日本ユニセフ協会「子どもの権利条約」のページ

https://www.unicef.or.jp/crc

・沖縄県

https://www.pref.okinawa.jp/kyoiku/jido/1007994/1027380.html