VILLAGE YUNTANZA

04|農業の原点を忘れないこと

知花 竜

知花 竜

売り上げのための仕事か。
「最初は親父の手伝いをしていました。キク栽培が好きでもなかったですね。むしろ嫌だった(笑)。そのあと料理人、花屋、農業と続けてきました。農業をやりながら花屋ができればいいというのが、この道に入ったきっかけです」。父の手伝いは2年間。独立して13年目。農園を広げたり機械化を進めたのはそれからだ。
「もちろん、売り上げも実績も上がりました。しかし休みもなかった。従業員にも無理をさせた。そこから疑問をもったんです。売り上げのための仕事かってね。それからは従業員のことを考えて経営することにしたんです。売り上げも考えながらとなると大変ですがね」。精悍な顔と体格のいい知花竜さんだが、やさしい人柄が伺える。

02|日本一幸福度の高い場所へ

“農業の原点”を考える。
「西部連道(読谷村の土地改良地区の一画)の真四角に整備された畑は使いやすいですね。読谷は水もいいし土もいい」。読谷で農業をすることに太鼓判を押す知花さん。「いま花キは60代から80代の先輩たちから受け継がれています。でも新しい方法を編み出していかなければなりません」。若手リーダーの知花さんの言葉に真剣さがみなぎる。
「今は第6次産業という複合型もあります。でもそれよりも農業は自然に恩恵を受けていますから、まず自然に還元する方法を考えたいです。例えば赤土流出の問題ですね。自然と向きあうことが“農業の原点”だと思います」。 “農業の原点”に真摯に立ち向かう知花さんだ。

02|日本一幸福度の高い場所へ

一番は担い手の問題ですね。
「もちろん村民だけで農地を活用していくことが理想です。しかし村外、県外からも受け入れることもこれからは必要です。積極的な技術指導、研修も課題です。今後は“食”の時代。その対応も必要。でも一番に大事なことは、担い手。いろんな所から人材を呼び込みたい。農業には大変なことも多いですが、そこで楽しさを生み出すことで “魅力的な農業”につながると思います」。