03|認知症の方の力になりたい
島袋 孝子
高齢者にいい場所をつくりたい。
「資格取得後、高齢者関連のある病院に勤務しました。徐々に病棟の中での患者さんの限られた生活、自分の役割の見えづらさ等にジレンマを抱えてきたことがきっかけで高齢者にとっていい時間を過ごせる場所を作りたいとデイサービスを立ち上げたのです」。やさしい笑顔で、高齢者への眼差しを向ける島袋さん。
「利用者の中には、認知症をかかえる方もいらっしゃいます。当事者の気持ちを少しでも理解し関わらせていただくという思いはスタッフ共有の思いです。音楽療法があることも特長の一つです。回想法の一つであり精神的な安定やコミュニケーションの広がりもみられるのです。
また、作詞:利用者のみなさん作曲:音楽療法士で『活きる家のうた』というオリジナルソングも作りました。興味のある方はぜひご連絡ください(笑)」。
島袋さんが朗らかに笑った。
村民とのつながりを身近に感じて。
「読谷村の魅力は、人と人との繋がりですね。みんなの力が結集しやすい環境ですよ。企業と行政との連携もいいですね。商工会女性部では、若い部員が徐々に増えきています。私は商工会の会員ですが、福祉なのに商工業?というもどかしさも確かにあります。そこでふるさと納税を福祉と商工とを、ぜひ関連できればと考えています。納税では福祉は商品やモノではないが、そんなふうにふるさと納税を考えたいですね」。
発想豊かなアイデアが次々と飛び出す出す島袋さんだ。
これからの読谷村。
「人と人を繋ぐ農業でいえば、ご近所さんが利用者のために無償で畑を提供してくれています。畑では季節の野菜を収穫し、運動しながらみんなで楽しんでいます。それから、村はいろんな人材を村外から呼び込んでいます。その良さを、なんとか福祉に繋げればいいですね。農業以外でも、施設利用者と商業や工業分野との繋がりを考えていきたいです。地域のみんなが、施設を支えるというそんな村の環境をつくっていきたいです」。読谷村だからこそできるという可能性に、島袋さんが顔を輝かせた。